『チ。 地球の運動について』が面白いのでおすすめ!あらすじ・感想

漫画

こんにちは、ユースケサンタマルタです。今日は久々に面白い漫画に出会えたので紹介したいと思います!

今回紹介する漫画は「チ。地球の運動について。」という作品です。

タイトルからしてなんじゃこりゃ?と興味をそそられますね!

この漫画は天動説が信仰され、それ以外が異端視される中で地動説の証明に命を懸ける人々を描いたものです。

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あらすじ

動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。

舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――

チ。―地球の運動について― 1 | 小学館 (shogakukan.co.jp)

登場人物たちはそれぞれの日常を送っていましたが、ある日地動説に出会い人生を変えられます。今までの日常を捨てて、地動説の証明に各々の思いをはせながら奔走していくストーリーです。

この漫画のここが面白い!

まず、地動説の証明というストーリーを漫画で今まで題材にした人がいなかったですよね。

天文学についても専門知識がない人(ほとんどの読者の方かと思いますが)が読んでも分かるように分かりやすく解説もされています。

また、作者の魚豊さんは前作「ひゃくえむ。」で陸上の100mをテーマにしたものを描いており他の漫画家が描かないものを題材にすることが得意な方なのかもしれません。

そして、この作品で特徴的なのが一貫した主人公がいないということです。

主人公がいないってどういうことなの?と思われるかもしれませんが、ストーリーが進行していくにつれて視点が次々と変わり固定の人物からのみでは話が進行しません。

あらゆる登場人物もストーリーの中のイチ登場人物に過ぎず、いい意味で作者はキャラクターを大切にしすぎていないということです。

こんな人におすすめ

ネットでの評判を見てみると、一定数この漫画がつまらないと感じている人がいるみたいです。確かに、この漫画は一貫した主人公が出てこなく、派手なバトルシーンもないのでワンピースのような王道バトル漫画が読みたい人には向いていない漫画だと思います。

一通りの王道漫画に飽きてしまった人やストーリー重視の漫画が読みたいという人にはぜひとも読んでいただきたい作品です。