証券会社を辞めました。どうして私は証券会社を辞めるにいたったのか?

体験談

こんにちは、ユースケサンタマルタです。

新卒で入社してから4年間働いていた証券会社を辞めました。自分にとっては良くも悪くも人生の転機となる出来事だと思います。

今、思っていることや考えを忘れないように書いておこうと思い記事にしました。証券会社を辞めようか悩んでいる人は参考にしてみてください。

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「辞めるのはもったいない」は他人の価値観でしかない

証券会社は離職率が非常に高いことで有名です。(僕がわざわざ言うまでもないかもしれませんが)

入社5年目の年次で僕の同期は3割しか残っていません。入社3年目では確か6割くらいだったような気がします。

証券会社は3年目を過ぎたくらいから給料やボーナスが一段階上がります。そして30歳過ぎたくらいで年収が1000万円のテーブルにのります。

毎年多くの就活生が高給取りを夢見て入社してきますが、現実として1000万円プレーヤーになれるのは入社して30代にまで生き残った2割くらいの同期しかいないのです。(ちなみに定年まで生き残って勤めるのは1割いない)

引き留める人は自分よりも上の人なので年収も役職もそれなりの人です。上席の人たちには証券会社を辞めるのはもったいないと口をそろえて言われました。

確かに証券会社は一般的には世間体がいいと思いますし、年収もいいです。しかし、年収が高いのは特殊なスキルや仕事ができるからというわけではなく年収が高い業界に入ったというのが大きい要因です。

証券会社で年収1000万円で管理職でもやっていけるのは自社でだけで、しがみついてやっていくしかないという社員はゴロゴロいます。正直、証券会社の営業をやっていくのに特殊なスキルとかは一切ないので身につくものとかも特にないです。(簡単に言うとほかの会社、業界では通用しない)

会社に自分がこのまま会社に残ったとしてたとえ年収は高くても他では通用しないような人間にはなりたくないと思ったこと、そして世間体や肩書には興味がなかったためここで退職することにしました。

対面証券に未来はあるのか?

対面証券に未来があるのか?

正直、それは微妙だと思います。手数料はネット証券には太刀打ちできず、口座数では対面証券一位の野村證券とネット証券一位のSBI証券の口座数はほとんど変わらないところにまで来ています。

預かり資産の残高では圧倒的に野村証券に現在は軍配が上がっていますが、これから高齢化がすすみ相続が大量に発生していくことを考えると若い世代が親しみのあるネット証券に資産が流れていくことが増えていくと思います。

また大手の証券会社は法人口座や超富裕層に強みを持つということもあり、残高に差をつけている要因といえるでしょう。しかし、大手証券会社以外は口座数、資産残高、商品性などにおいてもネット証券には及ばない存在となってきています。

私は自分で判断ができない人、アドバイスが欲しい人には対面証券は必要であると思います。しかし、それは大手証券だけで事足りてしまい、今現在対面証券会社は数が多すぎると思います。

まとめ

まとめると、このまま証券会社に残りこの会社以外には通用しない人材になってしまうということに物凄い不安を覚えたこと、そして対面証券はこれから淘汰されていく時代になると身をもって感じたため退職をすることにしました。

今後については別の記事に書いていますが、より専門的な運用、投資の知識をつけるために海外の大学院へ進学しようと考えています。

留学は大学院進学などについてはこのブログで引き続き書いていこうと思っているので、興味があれば読みに来てくださいね!