「ニュー・シネマ・パラダイス」には2つのラストシーンがある!観比べて楽しい!

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「ニュー・シネマ・パラダイス」には2つのラストシーンがある!観比べて楽しい!

こんにちは!ユースケサンタマルタです!今回は名作「ニューシネマ・パラダイス」について紹介していきたいと思います。映画好きなら誰もが知っているであろう名作です。1988年に公開されておりのでもう30年前の作品になるのに、この作品が映画ファンの間で評価されているというのはそれだけ世間から高く評価されているということではないでしょうか?

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あらすじ

映画監督として成功した主人公・サルバトーレのもとに古郷から恩師のアルフレードが亡くなったと訃報が入ります。アルフレードとの約束でサルバトーレは30年もの間一度も古郷には帰っていませんでした。村の映画館でサルバトーレと過ごした日々や離れ離れになってしまった元恋人のエレナのことに思いをはせます。

アルフレードの葬儀のために30年ぶりに故郷へと帰ると当時と変わらない風景がサルバトーレにノスタルジーを抱かせます。

過去と現在との比較が観客にノスタルジーを感じさせる

まず、映画の前半はサルバトーレの少年時代から青年時代までの回想です。幼いころにアルフレードと過ごし、エレナと出会って兵役を終えてから村に帰ってきたまでが描かれています。

葬儀のために村に帰ってきてからのシーンは観客もまるでサルバトーレと一緒に故郷に帰ってきたかのような体験をすることができます。いやいや、そんなわけないだと!と思うかもしれないですが本当です。

サルバトーレが故郷に帰ってきてからのシーンは当時のまま変わらない風景や村人たちの姿に懐かしさを感じます。映画を見た人々も自分の故郷を思い出し、変わっていく街並みや人々に懐かしさを感じた人もいるのではないでしょうか?

オリジナル版と劇場版で二つのエンディングがある

実はニューシネマ・パラダイスはオリジナル版と劇場版でふたつのエンディングがあります。当初はイタリアで当初公開された完全版は170分と長く、興行収入も振るいませんでしたがその後一部編集をおこない上映時間も120分に短縮したところ国際的に評価されヒット作となりました。

この二つのバージョンで大きな変更があったのは元・恋人のエレナと30年後の故郷で再会をするかしないかといった違いです。エレナが過去の失恋の思い出となっているか、それとも30年後の再会によってふたたびラブストーリーが期待できる展開になっているかです。

30年後のエレナとの再会が描かれているオリジナル版では、エレナは故郷の冴えない同級生と結婚し子供ができたことが分かりました。ふたりが再会して恋の炎がまた燃えるわけですが、完全に不倫ルートへと突入です。たしかに、編集がおこなわれた劇場版のほうが後味スッキリなストーリーとなっているので万人受けするかもしれないですね。

まとめ

完全版と劇場版で結末の印象がだいぶ違いますが、それでもどちらのストーリーも名作です。個人的には劇場版の方が好きですけどね。最初にぼくは劇場版をDVDでレンタルしたのですが、そのあとテレビで完全版の方をみてビックリしました。あの映画独特の雰囲気をぜひ一人でも多くの人に楽しんで貰いたいおススメの作品でした。